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【エンジニアストーリー】ITベンダーから不動産会社へ。内製エンジニアとして働いてみて感じたこと

2025.04.18

2025.05.02

プロフィール
氏名:杉田 昌隆
生年月日:1994年11月10日
入社年月:2022年5月
職種:エンジニア
趣味:キャンプ・サックス
です。

sumarchに転職してみて感じたことを選考を考えていただいているかたにお伝えできたらと思います。

目次

  1. 1. 提案も挑戦もできない、閉塞した日々
  2. 2. ユーザー企業で求められる「課題ドリブン」の開発
  3. 3. 内製開発だからこそのスピードと柔軟性
  4. 4. 課題と向き合い、改善を積み重ねる面白さ
  5. 5. こんな人と働きたい/求職者へのメッセージ
  6. 6. 最後に

1. 提案も挑戦もできない、閉塞した日々

前職はSIerとして、クライアントの業務システム開発に携わっていました。
関係性は深かったものの、その多くは“業務への癒着”のような状態で、新しい提案をしても通りにくい空気がありました。

「誰のために開発しているのか」が曖昧で、納品したら終わり。運用には関われず、PDCAも回らない。 現状維持が前提で、挑戦よりも失敗を避ける文化が根付いていたのも印象的でした。

自分が本当にやりたかったのは、ただ言われたものを作ることではなく、 課題に対して自分なりのアイデアを出し、それが事業の成長にどうつながるかを考えながら形にしていくことでした。

しかし、そういった提案や改善の余地がほとんどない環境の中では、 自分の視点や発想を活かす場面も限られていて、自分の技術や考えを“活かす場”という意味では、物足りなさを感じていました。

だからこそ、もっと事業やユーザーに近い距離で開発に関われる環境を求めて、転職を決意。

そして今、自社の課題に向き合いながら、内製エンジニアとして日々改善を積み重ねる現職にたどり着きました。

 

2. ユーザー企業で求められる「課題ドリブン」の開発

ユーザー企業で開発をするようになってまず感じたのは、テーマの起点が“現場の課題”であることの多さでした。

「この業務をもっと効率化したい」「この情報を活かせないか」といった声がダイレクトに開発の種になります。

そうした課題に対して、自分が設計・実装したものが実際に使われ、その結果が数字や現場の反応としてすぐに返ってくる。 このフィードバックの速さが、開発のインパクトを実感させてくれますし、自然とプロダクトに対する責任感も強くなっていきます。

ここで求められるのは、与えられた仕様をただ実装するのではなく、 「なぜこの機能が必要なのか」「誰の役に立つのか」といった目的や背景まで自分で掘り下げて考える姿勢です。

その過程で、ユーザーの業務フローや組織構造にも目を向けるようになり、結果として技術以外の視点も養われていきます。

内製エンジニアとして特に面白いと感じるのは、こうした一連のプロセスに主体的に関われることです。

ただ作るのではなく、課題を言語化し、背景を理解し、使われ方を想定して設計し、リリース後の反応から改善を重ねていく。

このプロセスを自分たちで回していける環境にこそ、やりがいや成長の余地が詰まっていると感じています。

実装はゴールではなく通過点であり、真の目的は「業務や会社がどう変わるか」。 その変化を技術で後押しできることに、内製ならではの面白さを感じています。

3. 内製開発だからこそのスピードと柔軟性

内製で開発しているからこそ感じるのは、物事の進むスピードと意思決定のしやすさです。 ベンダーを介さず、自分たちで方針を決めて進められるため、判断から実装に移るまでのタイムラグが圧倒的に少なくなりました。

組織としても、「完璧な要件を固めてから」ではなく、「まず動かしてみる」ことを良しとする文化があり、 挑戦や改善に対してポジティブに捉える雰囲気が根づいています。
やるべきことが見えたら、検討を重ねすぎずにまずは動いてみる。 その結果、たとえ細かな改善であってもスピーディに実装できる環境があり、試行錯誤のサイクルを止めずに回し続けることができます。

もちろん、最初からすべてが正解になるわけではありませんが、 ユーザーの反応を見ながら後から調整していけるという“余白”があることが、内製開発ならではの安心感につながっています。

そして何より、自分のアイデアや気づきをスピーディに形にできる環境にいることが、
日々の開発を前向きで面白いものにしてくれています。

4. 課題と向き合い、改善を積み重ねる面白さ

つくかを考え、
チームとすり合わせながら機能の追加や調整を進めています。
一方で、業務改善のように、現場の事情を把握しきれない領域については、相談された内容を丁寧に受け取り、 課題の背景や本質をじっくり考えながら、改善のあり方を探っていきます。
特に、意図通りに使われたときや、「便利になった」と現場から反応があったとき、あるいは数値として成果が表れたときは、

「ちゃんと届いたな」と実感できて喜びを感じます。

派手さはなくても、ちゃんと届いて、ちゃんと使われて、ちゃんと良くなっていく──
そんな小さな前進の積み重ねが、今の自分にとって一番面白い仕事だと感じています。

たとえば、私が関わっている集客サイトでは、当初は月600件ほどだった反響数が、現在では最大900件に到達。
その中でも毎月100件以上を成約につなげるなど、数字として成果が見えるようになってきました。
小さな改善の積み重ねがちゃんと事業成果につながる、そう実感できたのは大きな経験でした。

5. こんな人と働きたい/求職者へのメッセージ

一緒に働きたいのは、作ること」だけで終わらず、その前後にある「プロダクトの目的」や「使われ方」に興味を持てる方です。

「どう作るか」よりも、「どうすればもっと価値ある形になるか」「どうすれば使われるものになるか」と問いを立てながら、
よりよい形を一緒に考えていけるような“プロダクト思考”のエンジニアと働けたらうれしいです。

技術はもちろん大切ですが、**それを誰にどう届けるのかまで含めて設計すること**が、内製エンジニアの価値だと思っています。

決められた仕様を正しく実装するだけではなく、事業やユーザーの視点を持ちながら、
プロダクトを一緒に育てていく姿勢を大切にしてくれる方に、ぜひ来てほしいです。

実際、私が入社してからもバックグラウンドの全く違うエンジニアが仲間に加わっております。受託で開発していた方、自社サービス開発をしていた方、iOSアプリの開発をしていた方など、本当に経験値も事業領域も多種多様です。

そんなメンバーに共通しているのは、「プロダクトの価値を高めたい」「事業に貢献したい」という思いを持っていることです。スキルや経歴以上に、そうした姿勢や視座を大切にする文化が、私たちのチームには根付いています。

ちなみに私自身も、入社前は不動産業界の知識はほとんどありませんでした。
ですが、業務に関わっていく中で自然と全体像が見えるようになってきたので、専門知識はなくてもまったく問題ありません。
業界経験よりも、前向きに課題と向き合える姿勢を持っていることのほうが、ずっと大事だと感じています。

そして、自分たちのチームはまだ立ち上げ期。
正解が用意されているわけではないからこそ、お互いの知見や視点を持ち寄って「どうすればもっとよくなるか」を一緒に考えるチームでありたいと思っています。

それぞれの得意な領域は違っていても、「良いプロダクトを届けたい」という思いを共通言語に、

フラットに意見を出し合える、そんな関係をつくっていきたいです。

 

少しでも興味を持ってくれた方は、ぜひカジュアルにお話しましょう。

履歴書やスキルの話の前に、「どういう考え方で働いているのか」「何を面白いと思っているのか」を

お互いに共有するところから始められたらうれしいです。

6. 最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

少しでも「雰囲気が合いそうだな」「一緒にやってみたいかも」と感じてもらえた方は、
ぜひカジュアルにお話しできたら嬉しいです。

今のチームはまだ立ち上げフェーズ。
だからこそ、仕組みや文化づくりを一緒に楽しんでくれる仲間を探しています。
お互いの考えを共有しながら、これからのチームやプロダクトを育てていけたらと思っています。

ご応募はもちろん、「話だけでも聞いてみたい」といった方も大歓迎です。

まずはカジュアル面談からお話ししましょう!

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